後期公演中 かかし座下呂日記

岐阜県下呂市の合掌村「しらさぎ座」で
繰り広げられる物語と、
下呂で暮らすメンバーの奮闘記?!

下呂の昔話を影絵劇で伝える

影絵昔話館 しらさぎ座

しらさぎ座 影絵の様子
公演日 平成28年後期公演 7/16(土)〜11/27(日)
平成29年前期公演 2/18(土)〜6月上旬(予定)
演目と上演時間
(1回約35分)
10:30〜/14:15〜

12:00〜
休演日 水曜日〔祝祭日は上演〕
※11/23は上演いたします
観劇料 300円〔大人・小人3才以上〕
※公演は予告なく変更及び休演する場合があります。
日本初!常設影絵劇場「しらさぎ座」で「劇団かかし座」が常時公演!
手影絵ショー 常時(12:00〜)上演!!

「劇団かかし座」は、日本で最初の現代影絵専門劇団(1952年創立)です。影絵には、人々の心を無限の想像へ駆り立てる不思議な性質と魅力があります。創立以来60年以上にわたり、独自の手法で影絵の世界を拓いてきました。その活動分野は、TV、舞台、出版など多岐にわたっています。
NHK専属劇団時代のTVでの影絵をご記憶の方も多いと思います。かかし座の影絵劇は、その繊細なデザインと柔らかい色調が独自の世界を作ります。影絵と俳優が相和して、生き生きと創り上げる舞台です。2013年、舞台公演作品「宝島」が厚生労働省社会保障審議会・特別推薦児童福祉文化財となるなど多くの受賞歴があり、その活動は国内外で認められています。
下呂温泉合掌村「しらさぎ座」は、日本で唯一「劇団かかし座」の舞台を常設でご覧頂くことのできる影絵劇場です。

影絵1 影絵2 影絵3
下呂地域の伝説のあらすじ
伝説その1 下呂温泉「しらさぎ伝説」
ある日、湯ヶ峰に湧いていた温泉が地鳴りとともに止まってしまいました。温泉は下呂の人々のよりどころであり誇りでもありましたので、村人はたいそう嘆き悲しみました。幾月もたったある日、毎日のように河原に飛んで来る「しらさぎ」を不思議に思った村人が、舞い降りた場所に行ってみると、そこにはなんと温泉が湧き出ていたのです。その湯元を飛び立った「しらさぎ」の後を追うと、「しらさぎ」は薬師如来の化身であり、温泉のありかを村人に教えるため飛んできたことがわかりました。以来、薬師如来像を子々孫々まで大切にお祀りしたという下呂温泉始まりの物語です。

伝説その1

伝説その2  中山七里伝説「考子ヶ池」後期上演!
美しい渓谷が続く中山七里の中ほど、瀬戸の集落の北はずれに「孝子ヶ池」があります。今から五百年ほど昔、仲の良いと評判の親子が住んでいました。ある日母親が病に倒れ、子の左近が手を尽くしますが一向に良くなりません。そんなとき、故郷にある「琵琶湖の水が飲みたい」という母の言葉を聞き、左近は遠い琵琶湖の水を汲みに行く旅に出たのでした。湖水の入った瓢箪を持ち、やっとの思いで家に着くというとき、母の死を知らされた左近は思わず瓢箪を落としてしまいました。その瓢箪から流れ出た水が美しい池となったという話を心情豊かに描きます。

伝説その2

伝説その3 飛騨萩原伝説「お美津ギツネ」
昔から交通の要所であった「飛騨街道」沿いに、上呂という宿場町がありました。その近くのさいら野に住む古ギツネは街道一の親分で、お美津というきれいな娘に化けるのが得意。いつも街道を通る人をだまして遊んでいたので、いつのまにか「さいら野のお美津ギツネ」と評判になりました。ある時、お美津ギツネの子供が猟師にさらわれ、それを聞いた近くの村や里からたくさんの子分ギツネが集まって子ギツネを助ける相談をするのでした。その子ギツネを助けるまでの騒動を巧みな演出で描きます。

伝説その3

伝説その4 飛騨小坂伝説「力持ち小太郎」
戦国時代のある日、現在の下呂市の北、小坂地域の建物や寺にも戦火が襲ってきました。とっさに村人たちは燃えかけていた大きな仁王像を必死に川に運び、流れ去ってしまわぬことを祈り放しました。幾日かして、村人は川淵に留まっている仁王像をみつけたのでした。それと同じころ、正直で働き者の若者、小太郎の夢枕に仁王様が立たれました。小太郎は、言葉通りに河原に行き、与えられた百人力の力で仁王像を高台まで運んだのでした。苦労しているからこそ人の気持ちがわかり人の役に立つことを惜しまない小太郎は、仁王様に授けてもらった力でたいそう村人達の役に立ち幸せに暮らしました。主人公の暮らしや心情を細やかに演じます。

伝説その4

伝説その5 清流馬瀬側伝説「八百比丘尼」前期上演!
馬瀬村の造り酒屋に、ある日、見ず知らずの小僧が酒を買いに来ました。沢山の酒が入る小さな瓢箪を不審に思った主の次郎兵衛は小僧を問いただすと、竜宮城の使いで来たことを知るのでした。小僧と一緒に竜宮城に行った次郎兵衛は、三日三晩たいそうなもてなしを受け小箱を土産にもらい帰ると、三年の月日が過ぎていたのでした。ある時、娘のお光が開けてはならない竜宮から持ち帰った小箱を開けてしまい…。自らのあやまちを償うがごとく、娘は尼となり一生涯両親を弔う巡礼の旅に出たのでした。馬瀬村に伝わる竜宮伝説を美しい影絵で描きます。

伝説その5

伝説その6 飛騨金山伝説「祖師野丸」
今から八百年ほど前、祖師野村を襲い娘をも食べてしまう恐ろしい「ひひ」がおりました。その恐ろしい「ひひ」にたいそう苦しめられていた村人は、ある日、集兵に通りかかった源義朝の嫡男、源義平(頼朝・義経の兄)に「ひひ」退治を願うのでした。村人の思いを受け入れ、みごと「ひひ」を退治した義平は旅立ちの時、守り刀を残して行きました。村人はその太刀を「祖師野丸」と名づけ大切にしていました。その二百年ほど後、隣村の代官がその名刀の噂を聞き太刀を持ち出したところ、天変地異のごとく村々が大荒れに荒れ、直ちに太刀を神社に戻したとたん荒れは治まったのでした。村人は源義平の村を守る念の強さに感謝し想いしのびました。源平の戦いのくだりを含め迫力ある演出で描きます。

伝説その6